移植後の運動
腎移植をする前は激しい運動をしていましたが、移植した場所、危険性を考えて引退する前から続けていた筋力トレーニングのみ継続して続けています。仕事もあるので週に1度しか行けませんが重量が変わらないどころか体重が増加した分、持てる重さもアップしました。
トレーニングで気をつけていること
トレーニングで気をつけていることと言えば下半身のトレーニングです。
私がしているのはフリーウエイトで無酸素運動です。ランニングや軽い重さで行うトレーニングとは違って自分が挙げることができる重さまで付けて行います。
そのためスクワットのようなお腹に負担がかかる運動はしません。20キロ程度であれば問題ありませんが、それだとやる気が失せてしまうため現役とは違い上半身のみ鍛えています。
またできるだけ腎臓に負担をかけないためにもトレーニングをはじめた14歳の時からプロテインはほぼ使用したことがないので手術のときの筋力低下も大したことがありませんでした。
移植後に運動ができるようになるのは大体6ヶ月くらいだと思います。私の場合、かなり術後の回復が早く拒絶反応も無かったので1ヶ月半くらいで退院しましたが激しい運動は避けて軽いダンベル運動からはじめました。
有酸素運動がおすすめ
私は無酸素運動をしていますが、透析していた当時から有酸素運動を提案されていました。
というのも筋肉はクレアチニンを上昇させてしまう作用があるからです。腎臓は毒素、老廃物を取り除く働きがあり、その量が多ければ多いほど腎臓に負担がかかってしまいます。
ですので、私としては無酸素運動よりも筋肉への負荷が少ない有酸素がいいと思いまし、確か透析のときの医師も移植後の医師も同じことを話していたのを覚えています。それでも激しい筋トレをしたいのであれば週1回に抑えたほうがいいです。
検査の前は控える
検査の前は運動は控えなければいけません。
上で述べたようにクレアチニンが上昇して、腎臓の働きが正常であるか判断できなくなるからです。
透析も腎移植後もクレアチニンの値を見て判断するので正しい検査が行うことができなくなってしまう運動は避けるようにしています。検査のときは少しでも運動量を抑えようと階段を使わないようにしていましたが、日常で過ごしているときの正確な値を見るために普段通りにしてくださいと言われてしまったことがあります。。