移植手術
移植前診断と精密検査が終わり移植の日を迎えました。
自分の人生が変わった日とも言えます。
2006年4月28日生体腎移植を九州大学病院で行いました。
移植前の心境
移植当日あまり緊張はありませんでした。
実際にしたことがないことだからというのもあるのかもしれません。
何を考えていたかもあまり覚えていないくらい特別な心境ということもなくいつも通りの自分だったんじゃないかと。シャントを作るときも同じ感じだったので性格がそうなのかもしれません。
そのときはまだ独身だったので一緒に病室にいる人はなく親戚が一人と兄弟が手術を見守ってくれました。
手術
手術はオペ室に入った後までは記憶にあります。
口元に麻酔のマスクのようなものを付けられ「まだ何も出してませんよー」という声から先は全く覚えてないためあの時すでに麻酔をかけられていたんでしょう。
手術時間は約5時間程度だったと思います。術後すぐに目が覚めICUに向かっていました。その時透析になることを知ったとき同じように少し泣いたような気がします。
移植直後の心境
移植直後の心境は無事に終わってよかったということだけでした。
ドナーの母親も何事もなく終わりました。ほっとしてICUにもどりまた直ぐに寝て起きた後はずっとこれまでの自分の人生のことを振りかっていました。
実は子供のときに手のひらに菌が入り大きな手術をして1ヶ月24時間点滴をしたり、よく病気をする体だったので透析になったときもずっとこんな感じで生きていくのかなど。
また親に病気でお金の面でもかなり負担をかけたり、その他でもいろいろ迷惑をかけていたのでずっとそのことばかり移植直後から頭から離れない状態でしたね。