シャントについて
シャントは透析開始から移植まで手術したのは一度です。
移植した現在でも左手に残っています。既に透析を受けている、受けたことがある方はご存知と思いますがシャントというのは利き手とは逆の腕に作ります。
理由は利き手で作ってしまうとぶつけたり怪我をしてしまうリスクが高いからです。作る場所は腕と言っても人それぞれ違い、手首に作る人もいれば手首よりも少し上に作る人もいますね。
どこに作るのかは先生次第ということもあるようですが、当然ながら問題なく潰れてしまう可能性が低いところに作るのではないかと思います。
なぜシャントが必要なのか
簡単に説明すると体の老廃物を取り除くのに通常採血や注射をする血管の太さでは一度の透析の目安となる4時間~5時間で終わらないからです。
そのため太い血管が必要になります。静脈と動脈を毛細血管を介さず直接吻合することによってシャントができるのですが、手術にかかる時間は数時間と眠って待つ方法ではない私にとっては多少苦痛でした。しかも麻酔がもともと効きくい体だったので痛かったです。
ちなみにシャントを作っても直ぐに透析ができるわけではありません。人によって潰れやすかったりすることがあるので一時の間様子を見ながら先生のOKが出れば透析ができるようになります。
移植後はどうするのか
移植後のシャントですが私は未だ手術していません。そのままです。
心臓への負担を考えると早めにしたほうがいいのは分かっていますが仕事が手先を使うためなかなかタイミングが取りにくいという問題があります。
担当医の意見としても、できるなら早めにしたほうがいいけど自分のタイミングでいいと言われているため急ぐ必要もないのかと思いながら既に7年が経過していました。なので今年中にはしておこうかと検討中です。
シャントの衝撃
シャントができると慣れるまで手にかなりの違和感が出ます。
術後なのでビリビリ痺れるのはわかるのですが、さらに「ヒュー、ヒュー」と自分の手から音がします。これは先ほど述べたように静脈と動脈を繋いだことによる血液が流れによるものです。
はじめて聞いたときはかなり驚きました。
今では既に慣れてしまいましたが、当時は耳に近づけると音が聞こえるので寝るときに集中できなくなってしまうということもありました。聞いたときに思ったことは「人間てすごいな~」ということでした。
血の流れる十はこんなにも大きいものなのか。そう思いながら移植をし現在に至りますがシャントはバリバリの現役です。必要ないのであれば早めにもとに戻そうと考えています。