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拒絶反応について

母親から腎臓をもらい移植をしたことが大きいと思いますが今のところ拒絶反応は一度もありません。しかし可能性が全くないわけではないわけではなく一度起きてしまうと100%の状態にもどすことが難しいということも聞いたことがあります。

そこでまだ体験したことではないですが拒絶反応について調べてみました。

拒絶反応について

移植した腎臓は例え家族であっても他人の臓器が体内に入るため自分の体は異物と見なし攻撃してしまいます。これを拒絶反応といい免疫抑制剤を使用することによって拒絶反応を抑えます。

しかし免疫抑制剤を使用すれば拒絶を抑えることが必ずしもできるということではありません。拒絶反応の多くが移植してから1ヶ月以内に起こるとされていて発熱・尿の減少・移植腎の腫れが見られるようです。また、痛みを伴うこともあります。

拒絶反応には2種類あり、症状があらわれた時期や原因を元に急性であるか慢性であるか判断されます。急性拒絶反応、慢性拒絶反応について説明します。

急性拒絶反応

移植後3ヶ月以内に起こる可能性が高くリンパ球が主役となって起こるのが急性拒絶反応です。

最近の優れた免疫抑制剤によって軽度のクレアチニン上昇が見られる程度で血液検査によって判断されますが、さらに詳しい検査が必要となれば超音波検査、腎臓の一部を検査する腎生検が行われます。

私はどちらも移植後に体験しましたが問題なしでした。

慢性拒絶反応

発症するとクレアチニンの上昇、尿蛋白、むくみがあらわれます。

急性拒絶反応と反対で移植後3ヶ月以降に起こりやすく徐々に腎機能が低下します。免疫抑制剤の量を増やしても改善が見られない場合は移植した腎臓の機能低下が進み再び透析を受けることになります。

移植腎を長持ちさせるために

せっかく移植した腎臓を一日でも長持ちさせるためには薬の服用を絶対忘れないようにすることが一番です。

過去に現代の免疫抑制剤は一日に一回の服用でも問題ない可能性があると聞いたことがありますがまだハッキリしたことが分かっているわけではないので決められた時間に決められた量を適切に服用することが大切です。

また、移植した腎臓に異変を感じたり急に血圧が高い状態が続くなど変調があらわれた場合は直ぐにかかりつけの病院に確認してください。

私は過去にちょっとした痛みを感じたり、薬を飲み忘れてしまったことがあるため、そのような場合は直接電話しどうすればいいか聞くようにしています。一度悪くなると元の状態にもどせなくなる可能性があるため何か不安なことがあれば相談されることをおすすめします。

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