移植して変わったこと
プラスになったことしか思いつきませんが移植して考え方が変わり透析中には無理かなと考えていたこともできるようになりました。ほとんど良い事しか書いていませんが自分の中で変わったことについて紹介したいと思います。
自分の時間が増えた
一番は自分の時間が増えたということです。
透析をしていた時は、月・水・金と4時間必要だったので透析の日は一日が終わるのがあっという間で働く時間も仕事の時間もあまり取れませんでした。
それが移植してからは1~2ヶ月に一度のペースで検査に行くだけなのでかなり違います。
自分だけ遅れて職場に行くことは若干ストレスでもあったし、透析当日は朝から出かけることがあまりできません。なので移植してからは制限がなくなった今は生活も仕事も充実しています。またストレスがないということはありませんが透析している時は仕事と透析で二重の疲れを感じていたのが透析がなくなっただけでもこれだけ違うのか感じています。
結婚できた
透析をはじめたのが確か22歳になる年で先輩に結婚する人が増えてきたころ自分の結婚についても考えるようになっていました。
ただ自分の病気のことを考えると現実的に難しいと考えていました。透析しながら結婚している人もいるし駄目なこととは思いませんが色々負担をかけることは間違いないので透析を受けていた当時は結婚に対してあまり前向きではなかったです。
でもこれも移植をきっかけに考え方が変わり結婚することができました。
移植しても透析にもどる可能性はあるし健康な人に比べ風邪をひきやすかったり体調不良になることもありますが移植することによって考え方が変わり結婚することができました。
呑みたいだけ飲めるようになった
透析を始めたときが若かったこともあり呑み会が多かったのですが一日の水分摂取量が決まっていたので飲めてもビール1杯程度でした。たまに羽目を外して大量に飲むこともありましたが翌日の透析で水を抜くスピードを上げる必要があり体への負担が重くなるので途中で吐き気を催すこともしばしば。
移植した今ではそういったことはありません。
しかし飲みすぎはどちらにしても腎臓に負担をかけるので記念日や友人と飲むときだけにしています。せっかくもらった腎臓を一日でも長持ちさせるためには負担をかけないような生活が大切です。
全てのことが良い方に変わった
移植して変わったことは沢山ありますが、いろいろな面で制限がなくなったことで世界が変わりました。以上で述べたのはまだまだ一部であって人によって変わったことというのは違うと思います。おそらく思い浮かばないだけであって日常の生活ではもっと変わったところがあり気づいてないこともあるはずです。
私にとって変わったことはとにかく良い事しか思い浮かびませんが変わったことで唯一心配な点と言えば腎臓をくれた母親の健康面だけです。
しかし移植できて本当に良かったと思います。また透析にもどる可能性はありますが今を大切にしその時に備えてお金のことや嫁、母親のことを考え一日でも長く移植した腎臓と楽しく生活できればと思っています。